例の社会人落語日本一決定戦、とりあえずやれるだけのことはやってみようというわけで。
一番の問題だった「落語の条件とは」はいまだにわからないままですが、円生百席のなかから8分でまとまりそうな物をさがし、それをまるまるそのまんまやることでそこんところをクリアする事にしました。
円生百席はもちろん音だけなので、映像での申し込み用の審査用データはあきらめ、とりあえずは音だけひたすら練習して、目標は24日に録音して音源のみで発送。
動きや表情についてはまぁ書類とその音源がもし通って予選に出れるようになってからでもいいでしょう。
といっても、そう日がないので首尾よく申し込みができたとして、その結果を待つことなくその所作ももちろん、一応決勝の演目についても考えておかなきゃならないんですが。
もし書類と音源が通って予選に出れることになったら、決勝用の演目はせっかくなのでオリジナルをやってみるのも楽しいかな~
と、こういうのがとらぬ狸の皮算用。今は2週間弱でどこまで予選演目を覚えられるかが焦点。
で、予選用の演目は円生百席の中で考えたものの、円生百席は大物ばかりなのでなかなか8分に収まるものはない。。
そのなかからできそうなものは、、「紀州」。
紀州はかなり短い話なので、いろいろな小噺がくっついて一つの噺になっていますが、他の小噺の部分をやらずに本編のところだけやればマクラを入れてもじゅうぶんに8分におさまると思いました。
と、いうわけで、MP3を編集して自分がやる部分だけまとめた物を作成し、それを紙に文字でおこす作業をしたんですが。
演目変えました、最終的に練習することにきめたのは「千両幟」です。
紀州と決めていたものの、第二候補として頭においてはいたのですが
紀州は実際にまとめてみたら今度は思ったより短かったんで、マクラとかクスグリで時間を稼がないといけない=自分で考える手間がより増えることと、
なにより「千両幟」は会場である池田市にゆかりのある噺だということ、僕の好きな人情噺であることが決め手でした。
これは僕が書き取った千両幟の一部
十日間の全勝というんですが誰一人贔屓にするお客様がない、
「あー俺は江戸の水にはあわんのか」
と関取がさみしそうにこう腕組みをしている。
表からうちの様子をしきりにのぞいている乞食がある。
「おい、なんじゃ、おこもが表でうろうろしているようじゃ、銭をやってはよういなしてしまえ」
「はい。おこもさん、関取が銭をくれるからこれを持ってはようとおっとくれ」
「ありがとうございます、あっしは銭はほしくねえんで、おたくの関取にちょいと、あわせてもらいてえが、あってもらえるかどうかねえ、聞いてみておもらい申してえんで」
「なんじゃ、銭はいらんが親方にちょっとでもあわせてくれといいますが」
「うん?わしにあいたい?おこもさん、こっちへ、あぁあぁ遠慮はいらんで入っとくれ。わしに何ぞ用でもあるのか」
「どうも、わざわざ、およびたてしてすいませんがねえ、おりいって、頼みがあるからきいてもらえましょうかね?」
「できることなら、きいてあげるが」
「じつはね、あっしゃ関取が贔屓なんでね」
「なんじゃ?」
「へへへへへへ、へ、天下の力士を乞食の分際で贔屓とはとんでもねえやつだ、と、はらあたてるかもしれねえがまあなんといっていいか、好きでたまらねえからこういうのを贔屓というんじゃあねえかとおもうんですが、乞食がどうなるもんじゃねえが、あっしが持ってきて食ってもらしてえものがある、こんきたねえ物は食えねえわと、ごみ溜めへほうりこまれりゃあそれっきりだから、先にお聞き申してから持ってこようと思うんですが、いかがでござんしょう?」
さて、運転中にどこまでおぼえられるかわからんけどぼちぼちやってみますか~
一番の問題だった「落語の条件とは」はいまだにわからないままですが、円生百席のなかから8分でまとまりそうな物をさがし、それをまるまるそのまんまやることでそこんところをクリアする事にしました。
円生百席はもちろん音だけなので、映像での申し込み用の審査用データはあきらめ、とりあえずは音だけひたすら練習して、目標は24日に録音して音源のみで発送。
動きや表情についてはまぁ書類とその音源がもし通って予選に出れるようになってからでもいいでしょう。
といっても、そう日がないので首尾よく申し込みができたとして、その結果を待つことなくその所作ももちろん、一応決勝の演目についても考えておかなきゃならないんですが。
もし書類と音源が通って予選に出れることになったら、決勝用の演目はせっかくなのでオリジナルをやってみるのも楽しいかな~
と、こういうのがとらぬ狸の皮算用。今は2週間弱でどこまで予選演目を覚えられるかが焦点。
で、予選用の演目は円生百席の中で考えたものの、円生百席は大物ばかりなのでなかなか8分に収まるものはない。。
そのなかからできそうなものは、、「紀州」。
紀州はかなり短い話なので、いろいろな小噺がくっついて一つの噺になっていますが、他の小噺の部分をやらずに本編のところだけやればマクラを入れてもじゅうぶんに8分におさまると思いました。
と、いうわけで、MP3を編集して自分がやる部分だけまとめた物を作成し、それを紙に文字でおこす作業をしたんですが。
演目変えました、最終的に練習することにきめたのは「千両幟」です。
紀州と決めていたものの、第二候補として頭においてはいたのですが
紀州は実際にまとめてみたら今度は思ったより短かったんで、マクラとかクスグリで時間を稼がないといけない=自分で考える手間がより増えることと、
なにより「千両幟」は会場である池田市にゆかりのある噺だということ、僕の好きな人情噺であることが決め手でした。
これは僕が書き取った千両幟の一部
十日間の全勝というんですが誰一人贔屓にするお客様がない、
「あー俺は江戸の水にはあわんのか」
と関取がさみしそうにこう腕組みをしている。
表からうちの様子をしきりにのぞいている乞食がある。
「おい、なんじゃ、おこもが表でうろうろしているようじゃ、銭をやってはよういなしてしまえ」
「はい。おこもさん、関取が銭をくれるからこれを持ってはようとおっとくれ」
「ありがとうございます、あっしは銭はほしくねえんで、おたくの関取にちょいと、あわせてもらいてえが、あってもらえるかどうかねえ、聞いてみておもらい申してえんで」
「なんじゃ、銭はいらんが親方にちょっとでもあわせてくれといいますが」
「うん?わしにあいたい?おこもさん、こっちへ、あぁあぁ遠慮はいらんで入っとくれ。わしに何ぞ用でもあるのか」
「どうも、わざわざ、およびたてしてすいませんがねえ、おりいって、頼みがあるからきいてもらえましょうかね?」
「できることなら、きいてあげるが」
「じつはね、あっしゃ関取が贔屓なんでね」
「なんじゃ?」
「へへへへへへ、へ、天下の力士を乞食の分際で贔屓とはとんでもねえやつだ、と、はらあたてるかもしれねえがまあなんといっていいか、好きでたまらねえからこういうのを贔屓というんじゃあねえかとおもうんですが、乞食がどうなるもんじゃねえが、あっしが持ってきて食ってもらしてえものがある、こんきたねえ物は食えねえわと、ごみ溜めへほうりこまれりゃあそれっきりだから、先にお聞き申してから持ってこようと思うんですが、いかがでござんしょう?」
さて、運転中にどこまでおぼえられるかわからんけどぼちぼちやってみますか~
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