落語を教えていただいた小島屋の旦那さんに誘っていただき、次の日曜日ははじめての寄席にいってきます。
落語を聞き始めてから1ヶ月くらいですかね?聞いてばかりで一度も「見る」事はなかったのでとても楽しみです。
落語は「音」だけでなく動きや表情も重要な芸なので、いままで半分しか感じていなかった分しっかりと見てこようと思います。
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第三回 桂笑生 独演会
とき 平成21年3月29日(日) 開場5時30分 開演6時
ところ 池袋演芸場
前売り2000円 当日2200円
演目 鶴満寺 二十四孝 お若伊之助
ゲスト 太神楽 鏡味仙花
お問い合わせ 池袋演芸場 03-3971-4545 落語協会 03-3833-8563
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小島屋さんが一押しのこの
笑生(しょうしょう)さん、至る所で高い評価をされている方で技術は折り紙付き(まあ芸能において「最高の技術の基準」などありえないので折り紙付きなんて言葉はあれですが。。)
しかし勉強不足の僕にとっては落語の技術的な良し悪しはぶっちゃけよくわかりません。
それでも僕がこの笑生さんに非常に魅力を感じ、どうしても会ってみたいと思う理由この人の生き方と情熱の素晴らしさ。
産経新聞「当世デジカメコラム」より抜粋
大学卒業と同時に入門した最初の師匠は当代一の天才落語家だった。
寄席の雑用に駆け回る3年半の前座修行を終え、二つ目に昇進。これからというときに事件は起きた。
ベテラン落語家の元へけいこに出かける際、師匠が言った。
「けいこが終わったら早く帰ってくるんだよ」
その約束を破った。
けいこ後の昔話を前に席を立てなかった。
大急ぎで戻ると師匠の姿はなく、「明日から来なくていいから」の宣告。翌日には落語協会から除籍された。
「落語の世界で師匠の言った事は絶対。自分が情けなかった」
しかし、大学時代からいちずにきた落語の道はあきらめきれない。無職となり、再入門の機会をうかがう彼をみかねて、かつての仲間が言った。
「うちの師匠ならとってくれるんじゃないか」
「驚きました。普通、いやですよやっかいですよ、そんなやつ引き取るの」と振り返る。
恐る恐る尋ねてきた彼に桂文生師匠は言った。
「落語やめられないんだろ、俺もそうだ。過去のことは気にすんな。俺が面倒みてやる」新師匠も懐の大きな苦労人だった。
笑いに生きる「笑生」の名をいただき、前座から再出発。かつての後輩の元で働いた。2度目の二ツ目に昇進すると、思いがけず昔の師匠が主宰する落語会に演者として呼んでくれ、打ち上げの料理まで余分に包んで持たせてくれた。
「見てくれていたことに涙がでた」
人情の機微と人生の哀歓を泣き笑う落語の世界を、地で生きている。
うおおお素晴らしい!!
ぜひ応援したいと思います。
ちなみにこちらのポッドキャストで実際の笑生さんの落語を聞けますよ〜
ぽっどきゃすてぃんぐ落語12月28日 「安兵衛狐」 桂笑生
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