ちょっと前の朝方、開きはじめたアジサイを見ていたときになにげに由美が
「アジサイにへんな黒い虫がついてるんだよねぇ」
というのでみてみたら、テントウムシの幼虫。
これはテントウムシの幼虫だからアブラムシを食べてくれるんだよ、と教えたら
「あ、そう、ちょうどハイビスカスにアブラムシがいっぱいついてきて困ってたから、、」
といったのでハイビスカスに移してみたところ、どこからかやってきたのかしばらくすると幼虫を5~6匹見かけるようになり、1週間もしないうちにハイビスカスのアブラムシは全滅。
↓ナミテントウ幼虫(一緒に写っている黒いのは脱皮した皮。ハイビスカスでもうすでにアブラムシを殲滅して蛹になる前の状態)

食料不足によりテントウ幼虫同士の共食いが発生する始末。とんでもない食欲ですよ。
しょうがないので毎朝、近くのアブラムシのついた草をわざわざ持って来ておいてやるなんてことをしてましたが、無事残った幼虫は蛹となって落ち着いたんですが。
いやぁこの一件でテントウムシを見直しましたよ。
で、調べてみたらと天敵を利用した生体農薬というビジネスがしっかりとあって、しかもかなり進んでいるんですね。
無農薬などの場合はこういった生物の力を積極的に使っていくわけですね。
僕も目の前でその威力をみてしまい魅せられてしまいました。
テントウムシ、面白い。
ちなみにナミテントウという種類のテントウムシのようです。

ナミテントウ素敵。
で、興味が高じて実は日曜日からテントウムシの飼育を始めました。
日曜日に採取した交尾していたツガイが先日卵を産み、現在孵化を待つところ。
↓産んだ卵(携帯&特製レンズで撮影。視野は狭いですが、必要に迫られたからかこの携帯での超拡大撮影技術も開発できたのは嬉しいですね)

しかも、クサカゲロウというやはりアブラムシの天敵となる幼虫も飼育しています。
これは卵がたまたまハイビスカスに産み付けられていたので箱にとっておいたら(そうしないとハイビスカスには今はアブラムシいないので結局全滅してしまうし)昨日から孵化しまして。
しかしクサカゲロウの幼虫もナミテントウ並の獰猛さで、先に生まれた3匹を一緒にしていたら1匹になってるし、どうしても共食いするようなので、個体づつで分けなくてはいけなかったり、しかも基本的に生きたアブラムシしか食べないという性質上メチャクチャ世話が大変です。
子供の頃本当に昆虫が好きで、その頃の喜びを思い出したような、素晴らしい充実感といいましょうか。良い気分です。
なによりパソコンで色々調べたり、実際に育てることで次から次へと起こる発見の連続。
そしてその興奮。これほどの興奮は久し振りです。
これはかなりお勧めです。テントウムシ、またはカゲロウの飼育。(クサカゲロウはとんでもない種類がいて、どんなタイプがでてくるか生まれてみないとわからない、さらに成虫にならないとハッキリとした名前はわからないという面白さもある)
僕のように大量に育てるとかなり大変ですが一匹くらいなら日々の暮らしの張りとなる、本当に価値のある趣味になりえると思いますよ。
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