いやあそれにしても寒いですね~
昨日は花冷えの上野へ「桂文雀真打昇進襲名披露興行」へ行ってきました!
その前に寄った上野公園は寒さの中でもそれなりに賑わってました。

小島君と仲間たちが上野公園で花見をしているとのことだったのでちょっとだけお邪魔してみた。
けど、やっぱり寒むい!

でも思ったより桜は開いていましたよ。
さて本題。鈴本演芸場へ

30分前くらいに並び始めましたが、やはり知っている顔がちらほらと。挨拶などしながら開場を待ちます。
で、開場となり、そしていよいよ「桂文雀真打昇進襲名披露興行」が始まったわけです。
たぶんこの日、会場のお客の中で一番楽しんだのは僕ですよ。ベストタノシミストですわ。自信があります。
それくらい楽しませていただいた素晴らしい披露興行でした!
と、なにが楽しかったといえば。
まずは幕があがってみてビックリ!右手のほうに胡蝶の送った胡蝶蘭が置いてある!!ありがたい!!!
そして単純に師匠達の素晴らしい芸が楽しかった!
(以下各師匠の感想等、演目名など間違っていたらスミマセン、それから失礼な表現なども多々あるかもしれません。もしあっても大目に見てご勘弁を)
才紫師匠の子褒めはとてもしっかりとしていて、「間」というのものがいまだによく分からない僕にヒントになりました。
なんていうのかなぁ「表情を作ってから話す」とでもいうか、上下を切って別の人に代わるときまず表情をきちんと作って話す、みたいな。その表情を作って、話はじめるところを間にしてしまう、といいますか、ほんとのところはどうか知らないですが僕なりに表情作ってそれを「間」にするやり方まねしていたら「間」というのがなんだかわかるんじゃないかと思うんですね~。良い参考になりました。
扇生師匠は披露宴の司会でも感じましたが、さすが!やっぱり普通にしゃべっていて面白いですよね~そうそう、あの隣の筍の噺って何度か聴いたことがあるけど演目の名前が頭に入らないんです。なんていうんでしたっけ?
鏡味仙三郎社中ははじめて仙三郎師匠のソロ?の生の芸をみれて感動しました!あの土瓶の安定感!!ものすごいっすね!!なんだろ不安定さのかけらもないようなどっしりとした感じ。目にうつる土瓶そのものよりも師匠から出てくる安定感みたなものがそのまま伝わるのだろうか。
左龍師匠の初天神!いやぁ凄かったです!!あの描写と表現、ほんとに面白かったなぁ~
なるほど、落語ってホントに演じる人でまったく表情が変わるんだなと改めて思いました。今まで聞いた初天神の中では一番笑ったかも。
花緑師匠は僕はじめてだったんですが、さすがでしたね~!!
しかも蜘蛛籠って小さん師匠の十八番だった演目じゃありません?たしか談志家元のCDかなんかでそんな事かいてあったような、、
しょっぱなの新人のやる気なさからして最高でした!聴けて良かった!
のいるこいる師匠、凄い芸ですね~あれこそ「間」ってやつなんでしょうかね?一緒にいったソウさんがめっちゃ気に入ってずっと真似してましたよ。
一朝師匠の芝居の喧嘩!スピード感があって一朝師匠のホントに江戸っ子!って感じのチャキチャキ感といいますか小気味良さをしっかりと堪能できて素晴らしかった!
文生師匠!!やっぱりいいですね~文生師匠!どうしても真似してみたくなります!あの表情!語り口!!
ところで文生師匠のやった噺ってなんていうんですか?僕初めて聴きました。
最初は一つ穴とかかなぁとか思ったんですが、権助が魚買って帰ってきてましたからね。
いきなりスケソウダラとか、めざしとか、、めっちゃ面白かった!!
馬風師匠、凄い迫力でした~!
ユミはとても馬風師匠がよかったらしく、どこがいいのかきいてみたら
「すごいわぁ千と千尋にそのまんま出てきそう」
だって。。まぁ、ねぇ。。
ロケット団さんは紅白でしたね~
木久扇師匠はTVでみるそのまんまでしたね!あたりまえか!でも初めてみる僕にはそれがちょっと感動でした!そのまんまで、なんか色んな事言ってましたがやっぱりあの芸風というか雰囲気というかあれは木久扇師匠しかないものなんでしょうね~なにいってもおかしいというか。
さあ、そして木久扇師匠のあとは正楽師匠!!!
僕は正楽師匠待ってたんですよ。
このあいだ初めて正楽師匠の紙切りをみて、今度機会があったら思い切って「ちくわぶ」といってみようと思ってたんですね。
で、この日家出る前にふと(もしかしたら正楽師匠がでるかも)とおもって番組表を確認したら出演するじゃないですか!でポチ袋を用意しまして。
正楽師匠はいつも通り、(といってもプロジェクターはなかったけれど)でてきてまずは自分で一つ。今回は相合傘。
そしてその後にお代を、、と。
ドキドキでしたが僕は思い切って叫びました。「ちくわぶ!」
うーんやっぱダメだったかな~?とおもっていたら八問答、そして花見をきりながら「ちくわぶはまってくださいね」と!
ちくわぶを最後に切ってくれたんです!!嬉しすぎ!!
うけとりにいったらなんかおっさんが1人いましたが、そんなのかんけーねー!譲れるか!!というわけでおっさんには悪いけどしっかりと正楽師匠の「ちくわぶ」頂きました!!
今日額を買ってきて入れました。店に飾ろうと思います。画像は一番下に。
そしてついに文雀師匠の登場。
扇生師匠のおかげで僕も声をだして「まってました!たっぷり!!」とあこがれの声を出せました。
やはり一度は言ってみたいと思ってました。一度言ってしまえば次からもいえるかな~
文雀師匠の演目は「百年目」
素晴らしい百年目でした!
僕は落語を聞き始めたばかりのころ百年目を聴いて、たぶん円生師匠のCDだったと思いますが良い話だな~と最初の頃に気に入った噺の一つだったんですね。
いつか生で聴いてみたいと思っていましたが、噺を文雀師匠で聴けるとは!嬉しかったです。
文雀師匠の百年目は登場人物がそれぞれしっかりと演じられていて、素晴らしく生き生きとしていて、なんだかありふれた言葉かもしれませんが「情景が見える」ようなそんな、なんだろう、その場で生きている感じ、逆にいえばその場にタイムスリップでもしたかのような、そんな感じがしました。
番頭、良かったな~
でもやっぱり番頭と旦那だけでなく、脇役キャラ(小僧とか芸者とか)がしっかり演じきれるからこそ番頭がしっかりと浮き出て、あの感じが出るんでしょう。
しかも気がつきましたか?最初のほうで番頭が手代の1人に小言を言っているシーン。
「川口屋」が登場しているんですね~。
文雀師匠、本当にありがとうございます!!
と、まぁこれくらい楽しんでしまったわけです。
どうです?おそらく僕がベストタノシミストで間違いないんじゃないですか?
文雀師匠を応援していて良かった!これからももっと頑張って文雀師匠を応援しましょう~
より応援できるように、商売のほうなんとかうまい事やってかないとな~とモチベーションにもつながりますね。
本当に一生思い出に残る、そんな素晴らしい時間をすごさせていただきました!
文雀師匠!改めてまして、おめでとうございます!!
林家正楽師匠「おでんのちくわぶ」

ちょっと僕が映りこんでますね。。
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